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【東海学院大学コラボ】第2回オンライン交流会「福祉の未来を考える」

みなさんこんにちは!
株式会社SANNのnote編集部です。

本日は東海学院大学とのコラボ企画第2弾をお届けします。
今回も、健康福祉学部総合福祉学科の岩本准教授と学生さん9名にご参加いただきました💡


1|前回の振り返り

第1回では、福祉DXという取り組みを知ってもらうことを目的に、障がい者グループホーム向けのDXサービス「ケア・オール」をご紹介しました。

参加した学生さんからは「デジタル管理が普及すればよい」「もっと発展させてほしい」などの声があり、福祉業界のDX化は若い世代からも大きな期待が寄せられていることを実感しました。

2|第2回 交流会プログラム

今回はグループホームで働く職員も迎え、学生さんからの質問にお答えしたり、「どんなグループホームで働いてみたいか?」というテーマでディスカッションを行いました!

■プログラム
1.挨拶(会社紹介・企画趣旨説明)
2.障がい者グループホームの仕事とは?
3.質疑応答
4.ディスカッション
5.総括

3|第2回 交流会レポート

はじめに、障がい者グループホームについて軽くご説明します。

当社は介護サービス包括型のグループホーム「にじいろアパートメント」を運営しています

障がい者グループホームとは?

障がい者グループホーム(通称「共同生活援助」)では、障がいのある方が共同生活を行っており、利用者は食堂などを他の利用者と共用しながら、基本的には自分の個室で生活します。

また、「介護サービス包括型」「日中サービス支援型」「外部サービス支援型」「サテライト型」の4類型に分かれますが、当社が運営しているのは「介護サービス包括型」に該当します。

介護サービス包括型は、主に夜間において、入浴、排せつ、食事の介護、その他日常生活上の支援や介助を行います。また、利用者様の就労先や日中活動サービス等との連絡調整や余暇活動などの社会生活上の援助も実施しています。

にじいろアパートメントのとある一日

障がい者グループホームでのお仕事について説明した後は、質疑応答タイムを設けました。実際に学生さんからいただいた質問をいくつかご紹介します!

Q.入居者の方は身の回りのことをどこまで自分でできますか?

にじいろアパートメントの利用者様は区分4以上の重度知的障がいをお持ちの方です。ADL(*1)は自立しているが、IADL(*2)が完全ではないため、そこに必要なサポートをしています

*1 「基本的な動作」のことで、着替えやトイレ動作、歩くことなど、最低限の日常生活がご自身の力でどの程度行えるかを示します。
*2  買い物や公共交通機関等の使用など、ADLよりも複雑な動作と判断が求められる「応用的な動作」のこと。

Q.グループホームでのレクリエーションはどんなことをするのですか?

毎月の誕生日会、夏ですと祭り風の飾りつけをして室内で夏祭り、すいか割りなどをしました。休日にご自宅に帰られない利用者様がいらっしゃる場合は、近場でのドライブや散歩など。利用者様も楽しそうにしているが、それ以上に職員もはじけて楽しんでいます。

Q.日勤と夜勤で職員の割合はどれくらいですか?

同じくらいです。シフト制で、朝から夕方の人、夕方から夜勤の人、と入れ替わりで回しています。

Q.働いていてよかったなと感じる時は?

職員A:親御様から「こうなってほしい」「できるようになってほしい」と言われていたことが、少しずつでもできるようになったとき。

職員B:64歳の方を支援しているが、入居当初は年齢的にもできることに限りがあるのかなと先入観があった。しかし、日々支援していく中で使える言葉が増えたり、一方通行だった声掛けに反応してくれるようになったり、できることが増えていき、年齢は関係ないことに気付かされた。支援が今まで以上に楽しくなった。

管理者:親御様から「安心して後を任せられる。心からありがとう」と言っていただいた時。また、他の福祉事業も抱えているため施設へ頻繁に通うことはできないが、たまに行くと、利用者様が「◯◯さん!◯◯さん!」と嬉しそうに寄ってきてくれる。

就労移行支援(*3)スタッフ:利用者様のなりたい姿に近付くためにサポートを行っているが、そこに到達できた時。自身の障がい特性への対処方法を身に付け、無事に就職して働いている姿を見ることが嬉しい。

*3 障害のある人が一般企業に就職するために職業的な訓練や職場実習の場づくり、就職活動などをサポートするサービス

障がい者グループホームに対して理解を深め、働くことに興味を持ってもらえていたら嬉しいです😊

4|どんなグループホームで働きたい?

続いて事前アンケートの回答をもとに、「どんなグループホームで働いてみたいか?」をテーマにディスカッションを行いました。

和やかな雰囲気で交流会を行いました!

学生さんからは「土日祝休みがいい」「月収◯◯円以上」などリアルな声があがりました🤭また、デジタルツールを使いこなす世代だからこそのアドバイスも!当社にとっても貴重な時間となりました。

5|おわりに

これからの福祉を担う若者に福祉DXという取り組みを知ってほしい」「福祉業界で働くことにポジティブなイメージを持ってほしい」という想いで今回のコラボ企画を実施しました。

今後も福祉業界のDX化、福祉現場の人材不足解消に、少しでもお役立ちできるよう、テクノロジーの力で福祉現場の業務改革に挑み続けます。

今回の企画を通して「福祉現場の未来が、働く方の視点から1歩でも進化すること」を株式会社SANNはお約束いたします。

ありがとうございました!


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