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障がいを持つ方の日々の生活を支える仕事について

ご両親が居なくなった後を支える施設


男女別々のユニットになっております。

障がい者を取り巻く環境は日々変化しており、高齢になった親御さんが障がい者を支援する老障介護の問題、親亡き後の安心して生活する場所が地域課題の1つとして挙げられます。前者は、支援をしたくとも体力的に支援ができずネグレクトに繋がってしまったり、後者は住み慣れた地域を離れ地方に転居せざるを得ない状況を生み出しています。そのような地域課題の解決方法として私たちは障がいをお持ちの方が安心して住まえる場所、「グループホーム」の運営を2022年1月に開設致しました。
「にじいろアパートメントあきる野」という名称で重度の知的障がいをお持ちの方を中心に支援しています。

グループホームについて(少し専門的に)

明るく広く、そして清潔な空間です。

障がい者グループホームとは、障がいを持つ人たちが生活上必要な支援を受けながら、少人数で共同生活を送る住まいです。障がい者総合支援法によって定められており、正式名称を「共同生活援助」と言います。

「一人暮らしをしたいが単身での生活に不安がある」「支援が必要だが施設ではなく家庭的な雰囲気のなかで暮らしたい」という人が主な対象で、2〜10名程度で共同生活を送ります。日常生活上の家事や生活支援などは世話人や生活支援員と呼ばれるグループホームの職員がおこないます。

グループホームにはアパートや一軒家などの一般的な住まいが使われているケースが多いですが私たちは平屋の建物でいずれ高齢化、障がいが重度化、車いすを利用することになっても安心して住まえる設計にしています。

グループホームを支える働き手と職場環境


新築のにじいろアパートメント立川

平成26年にグループホームとケアホームが統合されグループホームという枠組みに一元化され、さらに規制緩和も加わりグループホームの数は年々増えておりますが(全国で10,164事業所)未だ利用を希望していても入れないケースが多数あります。また、実際にグループホームが開設されても働き手の不意足や定着率の課題も払拭しきれていません。
今後、私たちも地域のニーズに応え続けていくためにも社会の課題だけにとどまらず、職員の採用や育成、働き方に関しても課題解決していきたいと思います。
ここに関しは次回の記事で私たちの取り組みと今後の展開をお話させて頂ければと思います。

株式会社SANNについて

私たちSANNは、『企業と社会の課題を人とテクノロジーの力で解決する』をミッションに、『企業活動へのお役立ち 』と、全ての基盤となる『社会への貢献』を通じて未来から評価される企業であり続ける事をミッションとしております。現在、Business solution(企業課題の解決)とSocial solution(社会課題の解決)という2つの軸にて事業を展開しております。
Business solutionでは、「IT・集客・人材」を核とした事業にて、様々な企業をサポートし、Social solutionでは、障がいを持つ方々の就労や生活の支援、福祉現場へのDX推進事業などで地域社会を陰ながら支えております。

にじいろアパートメント立川(グループホーム)のご紹介