障がい者グループホーム向けの業務支援アプリ『ケア・オール』導入事例 ~にじいろアパートメント立川編~
福祉Tech事業を展開する株式会社SANN(所在地:東京都港区、代表取締役社長:馬男木由規、以下当社)は、障がい者向けグループホームの業務効率化を一括で担うクラウドサービス『ケア・オール』を提供し、グループホームの運営効率化に貢献しています。
本プレスリリースでは、『ケア・オール』を導入した「にじいろアパートメント立川」の事例をご紹介いたします。
重度障がいをお持ちの方向けの介護サービス包括型グループホーム「にじいろアパートメント」。今回、福祉事業部 事業部長の斉藤岳史氏にお話を伺いました。
「昨今、障がい者の親御様の高齢化が社会問題になっていますが、一方で、障がい者の方が過ごすグループホーム自体の数が圧倒的に少ないのが実態です。我々はそういった地域の実態に寄り添い、現在、あきる野と立川で2拠点3施設の運営をしています。」
■導入背景
支援記録を手書きで残すため2時間残業が日常的
月15時間かけた請求作成でもミス発生
「我々は国から給付をいただいて運営していることもあり、支援内容や生活状況を記録に残す必要があります。しかし、職員のITリテラシーが高いとは言えず、具体的にはPCの操作方法を知らない方も多く、手書きで記録を残すことが多かったです。さらには支援記録だけではなく、親御様や日中仕事にでかける事業所にも、グループホームでの生活状況を伝える連絡帳のようなものがあり、要は1人に対する同じような支援記録内容を複数に手書きで記入していました。シフトに入っている業務中に片手間でできるような業務でないので、これら業務は毎日2時間ほど残業して実施するのがデフォルトになっていました。」
「その他、サービス管理責任者は、毎月請求業務をする必要があります。請求ソフトを入れてはいたのですが、人加算減算といった煩雑な計算となりますので、毎月15時間ほどかけているにもかかわらず、人によってはミスが発生していました。」
『ケア・オール』導入前は、支援記録の工数や請求業務の非効率さに課題を感じられていたようです。
■導入後の効果
直感的な操作が可能で即日現場で使われるように
保護者へのリアルタイム共有や記録、請求業務効率化ができて
14,800円/月は他にないコストパフォーマンス
『ケア・オール』はスマートフォンやタブレットに向かって話すだけ、または、テンプレートに従ってタップするだけで支援内容を入力できます。
「特に操作説明は実施していないにもかかわらず、ITリテラシーが高いとは言えない職員が『ケア・オール』を導入したその日から使いこなすことができました。また、クラウドサービスなので、デバイスとネット環境さえあれば即日で利用可能です。音声入力機能で支援の隙間時間に記録できることはもちろん、手書きで記入していたクオリティのままリアルタイムで管理できるようになりました。さらに、今までは1人に対する同じような支援記録を複数作成する必要がありましたが、現在は『ケア・オール』上に1度入力するだけで保護者の方や日中活動先へもそのまま共有可能となりました。」
「保護者の方からも『職員の皆さんは忙しいのをわかっているから、聞きづらかったが、リアルタイムで普段の様子が知れて嬉しい』といった言葉をいただくようになりました。保護者の皆様からのこういった声は、職員のやりがいにも繋がっています。」
職員の方からも好評のようで「『ケア・オール』でグループホームの様子を知った保護者の方とコミュニケーションを密にとれるようになり、支援の質をより高めることができたといったケースもあります。」
また、請求業務においても大幅に業務効率化がなされたようです。
「外泊なども含めて支援内容がすべて『ケア・オール』内にあり、自動的に請求フォーマットに反映されます。エクセルで一生懸命計算していた加算なども自動になりましたので、15時間かかっていた請求業務は90%ほど時間がカットされて、かつ、ミスが起きないようになりました。」
「これらの記録や請求といったすべての業務効率化が図れて、かつ、1事業所あたり月14,800円という安価が一番の魅力です。われわれグループホームは給付金でサポートいただきつつも、資金が潤沢とは言えません。業務効率化ツールに興味はありましたが、100万円以上かかる、あるいは、契約が数年必要なツールもあります。
『ケア・オール』は必要な機能が全てそろっていて、それでいて安価なので、事業所規模問わず、どのようなグループホームもハードル低く導入することができるのではないでしょうか。
何よりも業務効率化して、職員が本来すべき支援業務に集中できることが一番の効果だったので、他も同じような課題をもっているグループホームの方にも活用いただくことをお勧めします。」
■『ケア・オール』とは
『ケア・オール』は、2024年1月に提供を開始した、グループホームにおける支援記録の入力から各種請求管理まで、クラウド上で一括管理できる業務効率化サービスです。運営するグループホームの支援員の意見を取り入れながら自社で開発しました。
紙や口頭での、アナログかつ非効率な業務管理が多いグループホームの業務効率化を促進し、生産性を高めると同時に、障がい者のご家族や通所先などの関係機関に支援記録や活動記録をリアルタイムで共有できる機能で、透明性の高い支援=“支援の見える化”を実現します。デジタル活用により、障がい者支援現場のDX化を進めます。
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